鈴芽 ~幸せのカタチ~
『落ち着いた?』

私はオジサンの家でコーヒーを飲んでいる。

オジサンの家は、公園からほど近い所の小さなアパートだった。

部屋にはテレビぐらいしかなく、とても殺風景な部屋だった。

オジサンは何も聞かなかった。

『それにしてもその顔、ひどいな。
救急箱とかもってなくて、消毒できなくて悪いな。』

『オジサンのせいなんだから』

私は小声で言った。

『ん?』

やさしい瞳で私を見るオジサン。

伝えよう。

私がオジサンの事を好きで好きでしょうがないことを。

『あのね、オジサン。』
"ピンポーン"

その時玄関のチャイムに遮られた。

オジサンが玄関を開けにいった。

『君は、確か。』
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