鈴芽 ~幸せのカタチ~
『スズ、いますよね?』
玄関から、耳慣れた声が聞こえてきた。

祐介の声だ。

どうしてここが?

『失礼します。』

祐介が上がり込んできて、私の腕をつかむ。

『帰るぞ。』

『祐介…。』

祐介に手を引かれ、家を出る。

『オジサン…。』

『あ、君もびしょ濡れじゃないか。コレ使いなさい。』

オジサンはタオルを祐介に渡したが、祐介はそれを断り、足早にオジサンの家をあとにした。
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