鈴芽 ~幸せのカタチ~
祐介の家にきて、一時間。

沈黙が続いていた。

とうとう気まずくて、祐介に言った。

『ごめんね。』

『何が?』

『私、これ以上祐介と付き合えない。』

『何だよそれ。』

祐介はかなり怒っていた。

『あのオヤジと毎日会ってたって言うのは本当か?
あのオヤジが好きだっていうのか?
冗談だろ?』

恭子先輩に聞いたのか。
『本当にごめん。』

『何でだよ!』

祐介が抱きしめてきた。
すごく体が冷たかった。
雨の中、私を探してくれていたのだ。

それを思うと胸が痛かった。
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