【続】早瀬くん、好き。
兄貴とは南中にいた時から犬猿の仲だったっていうのは知ってたけど囲まれるなんて思ってもいなかった。
運悪く、その時兄貴は前の喧嘩で右腕を骨折していた。
それを知っていてかは知らないが
兄貴がそんな状況で勝てるはずがなかった。
兄貴はあっという間に西田さん本人にボコボコにされた。
俺と雄介は西田さんの下っ端に囲まれていて兄貴を助けることができなかった。
その時は兄貴をボコったことに満足したのかすぐに帰って行った。
だけど、兄貴をボコった西田さんの目が次は俺と雄介に向いた。
雄介もこの辺では有名なヤンキー男だった。
校門を出てすぐにまた西田さんたちに囲まれた。
雄介と西田さんはほぼ五分五分だった。
…けど、西田さんはバッドを使ったんだ。
雄介だって不意にバッドで殴られたからよけれるはずもなく腕を一本折られた。
どうしようもなく腹が立った。
兄貴がやられたのには、正直彩芽とかのこともあってそんなには腹が立たなかったけど、
雄介までもがやられて俺も我慢の限界だった。
そして、俺は西田さんをボコった。
西田さんも西田さんの下っ端も全員。
それから俺の株はますます上がる一方だった。
その度に何度も西田さんに喧嘩を売られ続けていた。
俺はその度に相手をして何度も殴った。
バッドで殴られそうになったこともあったけど俺だってバカじゃない。
同じ手には引っかかるはずもなく、
俺は1人で勝ち続けた。