【続】早瀬くん、好き。


それから全く西田さんとの関わりはなくなった。


けど、ある日突然兄貴に呼び出された。


ダブルデートの日の朝に。



「月夜、西田って覚えてるか?」


「あー、なんとなくわ」


「あいつがまたお前を狙い始めた。」


西田さんが俺を?



「は?いきなりなんで?」



今まで何の音沙汰もなかったのに。



「お前、海行っただろ?
あそこ西田が引っ越した街なんだ」



「それはわかったけど、俺西田さんに会ってない」



「海かどっかでチャラチャラした男に会わなかったか?

あいつらが西田の知り合いらしくて西田に報告したみたいなんだけど」



チャラチャラした男?


会ったっけ?




「……あ、会ったかも」




そういえば、鮎原のことナンパしてた奴ら俺みてやけにビックリしてたし。





「やっぱり。
…ここからが問題だ。よく聞けよ?」



「あぁ」





「西田は、心春ちゃんを狙ってる…」





は?なんで鮎原?




俺は思わず眉間にしわを寄せる。




「意味わかんねぇ…」




「西田にとってお前は唯一勝てなかった
憎き相手だ。

けど西田だって月夜にはどうあがいても勝てないってわかってたんだ。

けど、ある日偶然下っ端がお前を目撃してしかも女といたなんて聞いたら

西田なら迷わずその女を劣りにしてお前をボコりたがるはずだ」



「…けど、中学の時だって女ならいくらだっていたし」



それなのに、なんで鮎原なんだよ…
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