【続】早瀬くん、好き。


それに、ちょっとくらい顔に傷がついたって私は大丈夫だもん…っ。



「……好きにしろ」


ほらね?

好きにしろ、だってさ。

私の顔に傷がついたって早瀬くんは何も思わないんですー…。

はぁ…、なんか虚しすぎる。



「…お前の望みは俺をボコることだろ?

だったら好きに殴ればいい。
その代わり鮎原には手ぇ出すな…」



え…?何言ってるの?


私のために自分が殴られようとしてるの?


「…それは約束するさ」



そう言ってすぐに



バコンッ



鈍い音が倉庫に響き渡る。




西田さんが早瀬くんを殴る。




なのに、早瀬くんは抵抗しないで大人しくなぐられてる。



その後も鈍い音が倉庫に何度も響き渡る。



バコンッ


ドスッ


たくさんの痛々しい音が響き渡る。










< 138 / 222 >

この作品をシェア

pagetop