薬指の約束は社内秘で
それにしてもですよ?
ここの人達って一体どんな人生を送ったら、『隙あらば狩ってやる』的な恐ろしい目つきができるんだろう。

そしてものすごく今更だけど、葛城さんにピンクリボン付きのお菓子を配らせてしまったことを深く後悔しながら、「あれ?」と思った。


そういえば、葛城さんの姿がなかったような? いやいや、それより! 

あまりの展開の速さに付いていくのに必死で、すっかり頭から消え失せてたけど。ここで働くってことは、葛城さんと顔を合わす機会が増えることになる。

「どうしてあんな風に名前を呼んだんですか?」

そうストレートに聞けたら、どんなに楽だろう。でも私の中の消化不良の気持ちだって分からない。
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