薬指の約束は社内秘で
語気を荒くした重役が葛城さんのデスクに会議資料を投げつける。
葛城さんはそれをデスクの上でトンッと揃えてから立ち上がり、いつものように淡々と返した。
「今回のプロジェクトは立ち上がった当初から開発現場の声を一番に尊重してきました。なので、彼らには最後まで参加してもらいます。
それと決定権を持つ方の必要以上の参加は、収拾がつかなくなるとの私の判断です」
顔を赤らめ詰め寄った重役に、葛城さんは臆することなく返していた。
そのときのことを私を気にかけて電話をくれた仙道さんに話すと、彼女は笑って教えてくれた。
実はいま水面下で、頭の固い上層部や古い体質を変えていこうという社内改革が進められているらしい。
「社内改革は会長の指示だから。会議のことも誰かしらに相談してるとは思うけどね」
葛城さんはそれをデスクの上でトンッと揃えてから立ち上がり、いつものように淡々と返した。
「今回のプロジェクトは立ち上がった当初から開発現場の声を一番に尊重してきました。なので、彼らには最後まで参加してもらいます。
それと決定権を持つ方の必要以上の参加は、収拾がつかなくなるとの私の判断です」
顔を赤らめ詰め寄った重役に、葛城さんは臆することなく返していた。
そのときのことを私を気にかけて電話をくれた仙道さんに話すと、彼女は笑って教えてくれた。
実はいま水面下で、頭の固い上層部や古い体質を変えていこうという社内改革が進められているらしい。
「社内改革は会長の指示だから。会議のことも誰かしらに相談してるとは思うけどね」