薬指の約束は社内秘で
化粧室から会場に戻ると、さっきまでいた場所に葛城さんの姿はなかった。
どこに行ったんだろう?
辺りを見渡すと、「あれ?」と驚いたような声が背中越しに届く。
振り返らずともわかる声に小さく息をつき、笑顔を頬に張りつけてから振り返った。
「あれ? 田村君」
うわっ。少しわざとらしかったかな?
名探偵葛城さん推理『USB強奪容疑』がかかっている彼に、ついつい裏返った声がでてしまう。
でも彼はそんな私の心中を1ミリも察することなく、私を足元から舐めまわすように眺めて、「なんでここにいるんだよ?」と不快な顔を一瞬見せた。
そんな態度に相変わらずだなぁと思うけど。
聞きたいことだけをさっさと聞いて、会話を終わらせることを優先しようと話を振った。
「田村君も館山(タテヤマ)さんと知り合いだったの?」
どこに行ったんだろう?
辺りを見渡すと、「あれ?」と驚いたような声が背中越しに届く。
振り返らずともわかる声に小さく息をつき、笑顔を頬に張りつけてから振り返った。
「あれ? 田村君」
うわっ。少しわざとらしかったかな?
名探偵葛城さん推理『USB強奪容疑』がかかっている彼に、ついつい裏返った声がでてしまう。
でも彼はそんな私の心中を1ミリも察することなく、私を足元から舐めまわすように眺めて、「なんでここにいるんだよ?」と不快な顔を一瞬見せた。
そんな態度に相変わらずだなぁと思うけど。
聞きたいことだけをさっさと聞いて、会話を終わらせることを優先しようと話を振った。
「田村君も館山(タテヤマ)さんと知り合いだったの?」