薬指の約束は社内秘で
会場を出てから必要以上に目を合わせず。
ろくに言葉も発しない葛城さんに、「もしかして?」と不安になった。
あのとき葛城さんを庇うような形で前に出ちゃったけど。
もしかして葛城さんは――……
背後に迫る田村君の存在に気づいていて、自分で避けようとしていたのかもしれない。
「うっわぁー……。きっとそうだ。だって、あの葛城さんだよ? 背後の刺客に気づかないわけないって!」
極悪人面した田村君が背後に迫るその瞬間。
彼の足を払いのけガッツポーズを作る葛城さんに、たくさんの歓声が――……
まぁ、さすがにそこまではないかと思うけど。
でも田村君の存在に気づいてたなら、私がしたことは余計なこと以外の何物でもない。
ワインを避ける反射神経もないばかりか、あの場でキレそうになるなんて……
「やっちゃったなぁ」
長いため息を吐き出しながら、葛城さんが用意してくれた高級感のあるドレスに着替える。
ろくに言葉も発しない葛城さんに、「もしかして?」と不安になった。
あのとき葛城さんを庇うような形で前に出ちゃったけど。
もしかして葛城さんは――……
背後に迫る田村君の存在に気づいていて、自分で避けようとしていたのかもしれない。
「うっわぁー……。きっとそうだ。だって、あの葛城さんだよ? 背後の刺客に気づかないわけないって!」
極悪人面した田村君が背後に迫るその瞬間。
彼の足を払いのけガッツポーズを作る葛城さんに、たくさんの歓声が――……
まぁ、さすがにそこまではないかと思うけど。
でも田村君の存在に気づいてたなら、私がしたことは余計なこと以外の何物でもない。
ワインを避ける反射神経もないばかりか、あの場でキレそうになるなんて……
「やっちゃったなぁ」
長いため息を吐き出しながら、葛城さんが用意してくれた高級感のあるドレスに着替える。