薬指の約束は社内秘で
「僕は、二人が運命の赤い糸に導かれて結ばれた。なんてことは思っていません」
否定的な言葉に会場全体がざわつく。
でも葛城さんを見つめる新郎の顔は穏やかなもので、一呼吸置いてから彼は変わらない口調で続けた。
「すべての出来事、結果には、それに至るまでの過程があります。
二人が今日という日を迎えられたのは、そんな都合のいい言葉では言い表せない深い絆や互いを思いやる気持ち。
ここにいる皆さんの支えがあったからだと思います。
そして二人にはこれからも、彼らが選んだ道が正しかったと思わせる人生を送ってほしい。そう思っています」
そんな言葉で締められたスピーチは、会場に一瞬の静寂を呼び寄せ、次にたくさんの拍手で包み込んだ。
幸せな笑みで見つめ合う新郎新婦にたくさんのフラッシュが向けられる中、スピーチを終えた葛城さんがこちらへ歩み寄ってくる。
そんな彼に笑いかけながら、いつか彼がくれた言葉が鼓膜の奥で響いていた。
否定的な言葉に会場全体がざわつく。
でも葛城さんを見つめる新郎の顔は穏やかなもので、一呼吸置いてから彼は変わらない口調で続けた。
「すべての出来事、結果には、それに至るまでの過程があります。
二人が今日という日を迎えられたのは、そんな都合のいい言葉では言い表せない深い絆や互いを思いやる気持ち。
ここにいる皆さんの支えがあったからだと思います。
そして二人にはこれからも、彼らが選んだ道が正しかったと思わせる人生を送ってほしい。そう思っています」
そんな言葉で締められたスピーチは、会場に一瞬の静寂を呼び寄せ、次にたくさんの拍手で包み込んだ。
幸せな笑みで見つめ合う新郎新婦にたくさんのフラッシュが向けられる中、スピーチを終えた葛城さんがこちらへ歩み寄ってくる。
そんな彼に笑いかけながら、いつか彼がくれた言葉が鼓膜の奥で響いていた。