薬指の約束は社内秘で
愛美は婚約している彼氏と数ヵ月前から同棲していて、二人が暮らすマンションは私の会社から電車で40分ほどの場所にある。
残業を終えた足で駅前のカフェに立ち寄り、愛美が好きなチーズタルトを買ってから彼女の住むマンションを訪ねた。
「ごめんね。思ったよりも遅くなっちゃって」
約束した19時より1時間も遅くなったのに、玄関に出迎えてくれた愛美は顔の前で大袈裟に手まで振ってくれる。
「ううん。私こそ平日の夜にごめんね。ご飯まだでしょう? すぐ用意するね」
簡単なものと言いながらも、出てきたお料理はかなりの時間をかけて煮込んだと思われる柔らか煮込みのビーフシチューだった。
残業を終えた足で駅前のカフェに立ち寄り、愛美が好きなチーズタルトを買ってから彼女の住むマンションを訪ねた。
「ごめんね。思ったよりも遅くなっちゃって」
約束した19時より1時間も遅くなったのに、玄関に出迎えてくれた愛美は顔の前で大袈裟に手まで振ってくれる。
「ううん。私こそ平日の夜にごめんね。ご飯まだでしょう? すぐ用意するね」
簡単なものと言いながらも、出てきたお料理はかなりの時間をかけて煮込んだと思われる柔らか煮込みのビーフシチューだった。