薬指の約束は社内秘で
昨日の今日で、さっそく彼女面って、それの方がどうなのか……
脳内でそんなこんなと悩んでいるとボソッと呟かれた。
「だから、言ったのにな」
「は?」
「さっきのとんかつ屋。藤川は絶対後悔するから、大盛りにしとけって言ったろ」
「べっ、別に。後悔なんてっ!」
さっきランチで入ったとんかつ屋で、大盛り無料の文字を食い入るように見ていた私を言ってるんだろうけど。
出来るわけない。私だけ大盛りを食べるとか……
(定員さんは確実に、大盛りを葛城さんの前に置いちゃうだろうし。それをコソコソ交換する絵も想像したくないんですよ!)
あぁ、なんでこんな胃袋に生まれてきちゃったんだろう!
歴代の彼氏達誰よりも巨大な胃袋を恨めしく思っていると、
「腹減ってないなら、その珍妙な顔はなんだよ?」
「珍妙って……生まれつきですよ――って、違いますよ! 顔の話でも、大盛りの話でもなくて。このカップかわいいなぁって思って」
「あぁ、いいな。シンプルで」
「ですよね! 文字も入れられるみたいで」
脳内でそんなこんなと悩んでいるとボソッと呟かれた。
「だから、言ったのにな」
「は?」
「さっきのとんかつ屋。藤川は絶対後悔するから、大盛りにしとけって言ったろ」
「べっ、別に。後悔なんてっ!」
さっきランチで入ったとんかつ屋で、大盛り無料の文字を食い入るように見ていた私を言ってるんだろうけど。
出来るわけない。私だけ大盛りを食べるとか……
(定員さんは確実に、大盛りを葛城さんの前に置いちゃうだろうし。それをコソコソ交換する絵も想像したくないんですよ!)
あぁ、なんでこんな胃袋に生まれてきちゃったんだろう!
歴代の彼氏達誰よりも巨大な胃袋を恨めしく思っていると、
「腹減ってないなら、その珍妙な顔はなんだよ?」
「珍妙って……生まれつきですよ――って、違いますよ! 顔の話でも、大盛りの話でもなくて。このカップかわいいなぁって思って」
「あぁ、いいな。シンプルで」
「ですよね! 文字も入れられるみたいで」