薬指の約束は社内秘で
「へぇー」
「好きな文字や名前を入れて贈り合ったりするとか、カッ……プルがっ」
流れでカップルとか言ってしまい声が裏返る。
視線を泳がせた私を数秒見つめた葛城さんが低く呟いた。
「昼っぱらから、バカップル、か」
「!?」
小さく息までつかれて、返す言葉も出てこない。
でも、まぁ、ね。確かに、ね。
お揃いとか葛城さんのキャラじゃないです、よね?
(会社では一応クールな地蔵キャラなわけですし……)
ははっと苦笑いを浮かべてマグカップを棚に戻そうとしたら横からカップを奪われる。柔らかい瞳が私を見下ろした。
「別に、嫌とか言ってない」
少し照れたような声にトクンと服の内側が反応する。
見つめることしか出来ない私に、葛城さんはいつもの意地悪な笑みを浮かべた。
「藤川にピッタリな言葉、思いついたし」
「は?」
なんでしょう、その意地悪な響きは?
ものすごーく嫌な予感で、背筋を変な汗が伝っていったんですけど!!
「好きな文字や名前を入れて贈り合ったりするとか、カッ……プルがっ」
流れでカップルとか言ってしまい声が裏返る。
視線を泳がせた私を数秒見つめた葛城さんが低く呟いた。
「昼っぱらから、バカップル、か」
「!?」
小さく息までつかれて、返す言葉も出てこない。
でも、まぁ、ね。確かに、ね。
お揃いとか葛城さんのキャラじゃないです、よね?
(会社では一応クールな地蔵キャラなわけですし……)
ははっと苦笑いを浮かべてマグカップを棚に戻そうとしたら横からカップを奪われる。柔らかい瞳が私を見下ろした。
「別に、嫌とか言ってない」
少し照れたような声にトクンと服の内側が反応する。
見つめることしか出来ない私に、葛城さんはいつもの意地悪な笑みを浮かべた。
「藤川にピッタリな言葉、思いついたし」
「は?」
なんでしょう、その意地悪な響きは?
ものすごーく嫌な予感で、背筋を変な汗が伝っていったんですけど!!