薬指の約束は社内秘で
「でも一人で隣に行くのは勇気いるなぁ。ねっ、先輩も来てくださいよ。でもでもっ、青山君の担当は譲りませんからね」
「わかってるって」
冗談っぽく睨みを利かせる彼女に即答して立ち上がる。
販売部のフロアを課別に仕切っているパーテーションに近づいて、美希ちゃんと手分けして2課の役職者から順にお菓子を配っていると、ふと数時間前の会話が頭を過った。
そういえば葛城さんも休憩時間に配るって言ってたな。
お堅い人が多いらしい経営統括室で、あの葛城さんがお菓子を配っている姿を想像すると少し笑えた。
(だって私が買ってきた洋菓子は、ひとつひとつにピンクのリボン付きのラッピングがされているから)
「わかってるって」
冗談っぽく睨みを利かせる彼女に即答して立ち上がる。
販売部のフロアを課別に仕切っているパーテーションに近づいて、美希ちゃんと手分けして2課の役職者から順にお菓子を配っていると、ふと数時間前の会話が頭を過った。
そういえば葛城さんも休憩時間に配るって言ってたな。
お堅い人が多いらしい経営統括室で、あの葛城さんがお菓子を配っている姿を想像すると少し笑えた。
(だって私が買ってきた洋菓子は、ひとつひとつにピンクのリボン付きのラッピングがされているから)