薬指の約束は社内秘で
「あぁー。最悪だ……」

怒りというより、心の底から呆れ果ててしまった。

そして二通目は。


F R:葛城 優生
SUB:無題
―――――――
『分かった。仕事頑張って』って、さっきの返信なんだよ?
まったく全然、分かってないだろ??




愛のお父さんが言ってた通りだな。こういうのに、すぐ引っ掛かる(苦笑)
―END―


「はぁー。やっぱりお父さんが仕掛け人ですか――って! 優生まで乗らなくていいから!!」

そして最後の三通目をスクロールしたところで胸が大きく震えた。


F R:葛城 優生
SUB:無題
―――――――
はぁ――。俺は、深くため息をついた。




やっぱり、こんないたずらやめておけばよかったな。ごめん。だけど、最近無理させてる気がする。愛に強がられると、なんか俺が寂しいんだよ。
―END―


「やだっ。どうして、分かっちゃうのかな……」
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