薬指の約束は社内秘で
「ダメだな」

ニヤリと口角を引き上げる不敵な笑みに、なんだかものすごく嫌な予感。

「ゆっ、優生って! バスローブが日本一似合うよね!!」

「なんだよ、ソレ。褒め落そうとしても無駄な抵抗。しかも、全然嬉しくないしな」

バッ、バレてるし! よし! こうなったら――。

「大好き、だよ? だから……腕、離してくれないかなぁ?」

一度ギュッと目を閉じて、瞳を潤ませながらおねだりしてみると。

「いまの顔、ヤバい……」

あれ、煽っちゃった!?(なんと、逆効果!!)

そうしている間も、優生の柔らかい唇が私のワンピースの肩紐をなぞるように外し始めていって――。
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