薬指の約束は社内秘で
でも射的をする真剣な眼差しは行き交う人の足を止めるほど、かっこよかったんだよね。
ピンク色の水ヨーヨーをパシッと弾きながら、そう素直に思う。
水ヨーヨーを必死に釣り上げようとする葛城さんも、なんだかかわいかったな。(言ったら毒を吐かれるから、絶対に言えないけど)
今日は色んなことがあったけど、最後に葛城さんの新たな一面を見れて、なんだか嬉しい。
いつしか胸につかえていた棘のようなものが取れていることに気づく。
自然と綻びそうになる口元を隠すように、隣の彼より少し後ろを歩いた。
ホットドッグと綿あめを一つずつ買って、露店から離れた場所にあるお堂に辿り着く。
お堂近くにある背もたれのない古い木のベンチに葛城さんと並んで腰掛けた。
そこは赤提灯もない暗く静かな場所で露店から離れたところにあるせいか人影もなく、さわさわという木々のざわめきだけが静寂に溶けていく。
ビールで火照った頬に触れる風が心地いいな。
右手の綿あめをそっと口にする。
射的で勝利した葛城さんには、私からホットドッグ。水ヨーヨーで勝利した私には、葛城さんから綿あめ。
祭りの喧騒から離れた場所でモソモソとそれぞれの勝利品を口に運ぶ。
ピンク色の水ヨーヨーをパシッと弾きながら、そう素直に思う。
水ヨーヨーを必死に釣り上げようとする葛城さんも、なんだかかわいかったな。(言ったら毒を吐かれるから、絶対に言えないけど)
今日は色んなことがあったけど、最後に葛城さんの新たな一面を見れて、なんだか嬉しい。
いつしか胸につかえていた棘のようなものが取れていることに気づく。
自然と綻びそうになる口元を隠すように、隣の彼より少し後ろを歩いた。
ホットドッグと綿あめを一つずつ買って、露店から離れた場所にあるお堂に辿り着く。
お堂近くにある背もたれのない古い木のベンチに葛城さんと並んで腰掛けた。
そこは赤提灯もない暗く静かな場所で露店から離れたところにあるせいか人影もなく、さわさわという木々のざわめきだけが静寂に溶けていく。
ビールで火照った頬に触れる風が心地いいな。
右手の綿あめをそっと口にする。
射的で勝利した葛城さんには、私からホットドッグ。水ヨーヨーで勝利した私には、葛城さんから綿あめ。
祭りの喧騒から離れた場所でモソモソとそれぞれの勝利品を口に運ぶ。