On Your Marks…~君と共に~
「えっと、とりあえず軽く自己紹介頼むな。」
島口のもとへ行くとそこにはスプリンター全員そろっているようだった。
部長らしき人がその場を仕切り、俺に話しかける。
「えっと、最近この鷲松に転校してきました。勝木瞬です。もとは追川高校でした。
専門はショート・スプリントです。」
俺がそう言い切ると、おおーっとどこからともなく声が聞こえてくる。
そして、ぱらぱらと拍手も聞こえた。
「1年から軽く自己紹介してけよー。」
部長が、素早く指示を出す。
すると、島口が、にやりと笑った。
「瞬と同じショート・スプリント専門の、1年、島口悠。皆がシマって呼ぶから、お前もシマって呼んでくれ。」
「俺はロング・スプリント専門の1年、竹下康哉(タケシタ コウヤ)。コウって呼んでくれよ。」
「俺はショート・スプリント専門の1年、春日武士(カスガ タケシ)。皆からはタケって呼ばれてる。」
「よし、次は俺ら2年だな。俺はここの部長の辻田直樹(ツジタ ナオキ)。専門はロング・スプリントだ。好きに呼んでくれよ。」
「俺は、2年の麻生美樹(アソウ ヨシキ)。副部長だ。専門は瞬と同じショート・スプリント。よろしくな。」