On Your Marks…~君と共に~
「おい、早く来いよ!おいていくぞっ!」
「ちょ、待てってば!」
今日の学校は、午前中で終わり、あたしたちは、太陽の照りつける中を歩いてる。
瞬の大きな背中があたしの前をずんずん歩いてゆく。
あたしはその後ろを必死に追いかける。
ってか、歩くの速いってば…
待ってって言っても、瞬は全く待ってはくれない。
あたしと瞬の上にあるのは真っ青な青空。
下を見れば、確実な地面が広がっている。
ふわっと時々風が気まぐれに吹く。
そのたびに、あたしの髪と瞬の髪が微かに揺れる。
「よし、乗るぞ。」
瞬が足を止めた先は、駅だった。
そして、1枚の切符をあたしに渡す。
…海瀬(カイライ)
そう、そこには書いてあった。