On Your Marks…~君と共に~



「気持ち…?」



「そうだよ、絶対そう!」



瞬は、まだ納得がいかないのか、んーっと空を仰いでいた。



「とりあえず、行くぞ。人待たせてんだ。」



そういって、再び瞬はあたしの前を歩き出した。


…あたしの意見…聞き入れてくれたのか…くれなかったのか…



そう思いながらも、あたしはまた瞬の後ろを追いかける。



追い風であるあたしが押す瞬の背中は意外と小さくて、どこを押していいのかはわからない。


だけど、向かい風に負けるのは嫌で、あたしも負けじと瞬を後ろから押す。


頑張れ


頑張れ


負けるな


負けるな



そうやって押し続ける


今もこうやって、頼りないかもしれないけれど、いつ向かい風が来てもいいようにあたしは常に押し続けようって思ってる



あなたが風になるというのなら…




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