LOVEPAIN③

「広子、俺がお前と急に別れたいと思ったのは。
お前をウザイと思ったのはそんな所だよ。

中途半端な同情や好奇心で、
そうやって俺の中に踏み込んで来て、傷口をえぐる」


「私は、べつに……」



そんなつもりが無かったとも、
はっきりと言い切れない


好奇心や同情なのかもしれない



本当にナツキを思っていて、彼を救ってあげたいと思っていなかったのかもしれない



今、私自身が不幸で苦しく傷付いているから、
何かを抱えて苦しんでいるナツキの近くに居て、

辛いのは私だけじゃないって、
そう思いたかっただけかもしれない




「俺は誰かに寄り掛かりたいとか思わない。
もう女にも本気になんないし、
俺の恋愛もその一度だけ。

だから、この先も女と適当に付き合って、適当に別れて……」


そう言って、ナツキは私の方を振り向き、
真っ直ぐと私を見据えて来る


「メールじゃなくて、ハッキリと言うけど。

広子、俺と別れて欲しい」



「――はい」


そう頷く


私と別れたいと言うナツキの理由に、納得が出来たから


だから、素直に



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