ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
振り付けの相談はどこへやら、



郁翔とじゃれあう1年男子にため息をついた。





楽しそうで何より。





皆なにも言わなくても練習してくれる真面目な子達で助かる。


郁翔が一番子供なんじゃないかと思えるくらい。





ていっても学園祭は9月。



残り1ヶ月程度しかない中で完成度を今よりもずっと上げなければならない。





全体で合わせてそれから細かいところを直していく。





学園祭当日を想定した動きなどを確認してる間も、なぜか涼依のことが頭から離れなくなっていた。





そのせいか、ミスが多くなって皆に迷惑をかけてしまった。





いつもの感覚を取り戻せないまま部活は終了。





郁「穗陽さーん。今日どうしました」





体育館を出てすぐに郁翔にまで言われてしまった。





いや、今日のダンスは自分でも呆れるくらいダメだった。


郁翔に指摘されてもおかしくない。





「...ごめん。涼依のことがさ、...」



架「あ!穗陽さぁぁぁんんんんん!!」





グラウンドを歩いていた時、暑いのに元気な架月の声が俺を呼んだ。





郁「あれ、デジャヴ?」




「今朝も聞いたよなこんな感じの」




架「郁翔さん郁翔さん!聞いてくださいよぉ~」




郁「大阪のおばちゃんかお前は」




架「もぉーハルちゃんがかっっこいーのぉー」




郁「ノロケか」




架「はいノロケです」




郁「うわ、ウザ」




架「てゆーか穗陽さんどうしました?元気なさそうですけど」




郁「君が元気過ぎるだけじゃね?」




架「郁翔さんちょっと黙って」




郁「先輩にそんな目向けるのやめようか」






架月って意外に鋭いなぁ。



俺が顔に出しすぎなのかもしれないけど。




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