ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
パスと言った途端、あり得ないとでも言いたそうな顔つきになった架月。





なにか問題でもあるのかなと思って、一応聞いてみる。


と、どうしても俺に食べてほしいものがあるとか。





「それは何?」





まあ架月がこんなに言ってるんだし、用事はあとでもいいか。





架「ふふふ、それはですねー」





びしっと何かのマンガみたいに人差し指をたてた架月は微妙に頬を紅潮させながら言った。





架「グミです!!」




郁「横から口挟んで悪いけどこの子何言ってるの?」




悠「架月マジやめて...恥ずかしくて俺死ぬ」





架月から顔をそらしたハルは手のひらで顔を覆って肩を震わせる。





笑ってるのか泣いてるのか知らないけど、マックのグミを食べようって真っ正面から堂々と言われた俺のことも考えて。


こういうときどう反応したらいいの?





いやまずなんでマックにグミがあると思ってるの?


コンビニかなにかの間違いなんじゃないか。





仮にマックにグミがあったとしても他のもの食べるよ。


マック行ってまでグミ食べるっておかしいよね。





架「ね、ね?だから穂陽さんも行きましょ」




悠「架月。ねぇ架月。お願いだから聞いて」




架「何?」




悠「前もさ、ソラに言われたよね。マックにグミはないよって」




郁「前科ありかよ」




架「存じ上げませんね」




悠「くそ...!その生気のない顔じゃあ本当に忘れてるのかしらばっくれてるのかわかんねぇ」





楽しそうでいいなぁとは思うけど同時に架月はちゃんと将来やっていけるのか心配になるね。





あとその生きる希望をなくしたかのような表情なかなかいいね。





「よくわからないから俺はパスさせてもらうよ」




架「うえええぇぇぇえ!!?」




悠「明日ガムテープ持ってこようね架月」




架「ごめんなさいもう二度と叫びません」




郁「俺も穂陽についてきたいから。じゃあなー」




「は?なんで郁翔も、...」




架「ばいばーい」


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