ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
郁「アアアアア里苑んんんん!!!?」
涼「郁翔が壊れた...」
里「さくらちゃん♪ね、折角の長期休暇なんだし、どっかデート行こ?」
架「じゃあ避暑地でバーベキューしましょ!皆で!!里苑さんの出費で!!!」
里「え...?なんでそうなるの?デートの意味分かってる?てか俺の出費...!?」
郁「それならお父さん許すぞ」
里「いやいや行かないから!勝手に話進めないで」
架「里苑さんの嘘つき。ゴダイサキノシソンマデノロッテヤル」
里「怖い怖い怖い...!!」
一瞬架月の顔がからくり人形みたいになんとなしか不気味にみえたけど、...
まあ気にしないでおこう。被害が及ぶのは里苑だけだし。
架「そういえば皆さん、部活はいいの?」
「たぶん大丈夫じゃない」
里「そういうさくらちゃんも良いの?」
あそこ、と指差した先にはまたも架月の言い方でいう「敵軍」。
ていってもサッカー部顧問1人だけだけど。
このままじゃ俺たちもとばっちりかなーと覚悟を決めたけど、先生には架月しかみえてないらしく。
どこからか持ってきた竹刀を目もくれないスピードで振り回してる。
これは血の気が引く恐ろしさ。
当の架月は「あ、ひゃひゃぁ~ぎひふふふ」と聞いたことのない笑い声をもらして、こちらも目もくれぬ速さで逃げ去った。
先「まぁぁぁてぇぇぇぇえ」
架「うわあぁぁあー!ナマハゲだよぉぉおー!!ハルちゃーん!!!」
.........。
二度目の嵐の到来後の静けさ。
未だに架月たちが走っていった方から目が離せない。
毎日楽しそうで何より、だと思うけど...もうちょっと学習しようよ。
郁「結局敵軍から逃げ切れてねーじゃん」
涼「こんな暑いなかよく走るよ」
里「涼依は運動しなさすぎ。バスケ来る?」
「いや、来るならダンスでしょ」
涼「...今日、練習あるんだよな?」
「?なんの?」
聞き返すと照れ臭そうに頬をかいて、「だから」と少し怒ったような口調で続けた。
涼「ダンスの、練習」