ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
これ誰がどうみても恋人同士じゃん。


恋のキューピットとか、...必要ないくらいいい雰囲気じゃん。





ぎゅっとソラのネクタイを握る架月に不覚にも可愛いなぁと思ってしまう。





これ沙絃や黎(もうこの2人ペアになってきた)が見たら倒れるよ。


普通に襲われちゃうやつだよ。郁翔さんとか里苑さんとか気をつけないとヤバイやつだよ。





保健室につくと、そこには誰もいない。





取り敢えず架月をベッドに寝かせると、いつの間にかスヤスヤと眠っていた。





丸椅子をふたつ引き寄せたソラは、「付き合ってくれねぇ?」と言って笑う。


2人きりじゃ襲いたくなるのかな、と勝手に思いながらも頷いて椅子に座る。





男2人で女の子の寝顔を眺めながら、ぼうっとする。





空「...気づけないなんて、男として駄目だな」





不意にソラはそういって、布団をパシパシ叩きながら上半身を折る。





「俺もだよ」




空「でも一番酷いのは沙絃と悠だな」




「そうだね。見捨てたんだからね」





また沈黙が続く。





決して気持ち良さそうではないが、穏やかに寝息をたてて眠る架月。


どうして無理しちゃうかな、この子は。





5限目の授業の始まりのチャイムを聞きながら、架月は抜きでソラと2人きりなんて初めだなぁと気づく。


だから何を話したらいいかわからないんだ。





まあこの機会にソラから好きな人はいるのか聞き出せば話は出来るけど。


鋭いソラなら俺の思惑くらい簡単に見破られそうだから怖い。





空「夏閃は...」





ソラから話しかけてくるなんて、思ってもみなかった。





驚きながら冷静に「うん」と返事をする。





空「架月のことどう、みてる?」





これこそ思ってもみなかった質問だ。


ソラから架月の名前を上げるとは。目の前にいるから必然とそうなるのか。





「どう、て言われると...。そうだなぁ」





出会ったことのないタイプの女の子だとは思うけど...






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