ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
ほらもう、そういう反応だって、自分の本心を確認するみたいに架月に送る視線も。


嫌でも彼女が特別なんだって思わせてしまう。





やっと口を開いたソラだけど、あまりにも酷くキャラ崩壊してる感じなので一旦座らせる。





丸椅子をもとに戻して、とんとん、と自らの胸を叩いて深呼吸を数回。


そして架月が起きていないか確認をする。





心配も杞憂。瞼をピクリとも、機嫌を損ねて唸りもしないで驚くほど穏やかに寝ている。





空「...そんな風に、みえてんの?」




「“そんな風”じゃなくて“そう”なんでしょ?」




空「ちょ...っちょっと待って」





夏閃てそんなグイグイ来るっけ。と、ソラはあたふたと両手を胸の前に出して否定するみたいに激しく振る。





滅多に見れないソラの戸惑い、慌てふためく姿が楽しくて仕方ないんだよ。


しかも架月からじゃなくソラから恋愛事情を聞けるこのレア感。





「たまんないんだって」




空「夏閃、キャラぶれぶれだから」




「ソラには言われたくないね」




空「誰がキャラぶれぶれにしたと思ってんだ」





紛れもなく俺なんだろうけど。


先にそういう話にもつれ込みそうな話題出してきたのはソラでしょ。





「いいよ、こーゆーキャラも有りだよ」



空「ねぇよ」





つか話ずれてんだって。





と、若干怒ってる様子のソラ。このままだと何も聞き出せなくなりそうなので、架月の名前でも出してしどろもどろしてもらおう。





「で?ホントのところ、架月どう思ってんの?架月のこと好きなんでしょ?てかソラと恋すんなら架月しかいないでしょ」





架月架月架月..._





まるで洗脳するようにその名前を連呼しながらソラに言って聞かせていると、とうとう耐えきれなくなったのか、唐突に立ち上がって窓の方へ行ってしまった。





照れ隠しなのか、それともホントに怒っているのか。





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