ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
空「、待って。間をくれって」
「うん」
架月の隣のベッドに腰掛けて、ぼうっと外を眺めるソラ。
グラウンドに人影はなく、閑散としている。
何を考えてんだろ。頭がパンク状態なのは間違いないんだろうけど。
あんまり攻め過ぎると今後の架月との絡みに影響が少なからずそうだ。
もう大分手遅れだと思うが。
架「んんー...」
架月の寝言にもならない口の端から漏れる声に、ソラは敏感に反応する。
ぱっと振り返り、架月の顔を凝視している。
空「_真面目に」
「... 」
空「まだ、よくわかんねぇ」
「(えぇー...こんだけ意識しまくっといて?)そっか」
空「だからさ、この話は誰にも...」
「...わかった(全然わかってないけど)」
そう返すと、ソラは安堵したのかやっと固かった表情を崩す。
ソラのヘタレめ。
こうなったら何かこちらからも仕掛けるか。
もうこの際ソラが“架月が好きだ”という揺るぎない想いが確認できればいい。
そのためなら俺、なんでもしちゃうんだから。
覚悟しとけよソラ。黎と俺がタッグを組めば最強なんだからな。
ちゃっかり隣のベッドで横になって眠ったソラの綺麗で無防備な寝顔を睨み付けながら、鈍感ヘタレ野郎へ戦いを挑むことを決めたのだ。