ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
てゆーか何?異国の方恐いな!



ジャパンだったら肩ぶつけて睨まれるの不良くらいしかいないよ!





もっと心広くなろうか、ハワイ。





「―――――――――!!」





ははは。.........ぱーどぅん?





なんて?なんて言った?



中学高校で習ってきた単語ひとつも聞き取れなかったよ。早口すぎだろ。どんだけ怒ってんの。





あぁ神様仏様。俺が一体何をしたっていうのですか。


架月にはまだ一回も手を出した覚えはありません。これからってところじゃないですか。





せめて架月に抱き付きたい。



そのためにはこの外国人を倒さないといけない。





今すぐ殴りかかってやりたいけどハワイ来てまで暴力沙汰はヤダ。絶対。





さてどうしましょうか。



逃げる?カタコトの英語で謝る?





今日は一旦架月のことは諦めて逃げることに集中しよう。





命が大切。





「べりーべりーそーりー!!」





吐き捨てるように言って背を向けた俺は今年一番の走りをみせた。と思う。





あ、やべぇ俺意外に俊足かも。



やっぱ命かかると人間すげぇな。





水族館の外に出た俺は待機していたバスに跳び乗ると、身を低くして息を潜めた。





外が静かなのを確認してやっと俺は一息ついた。





命があるって素晴らしいな。



...って違う違う!!





あぁ架月が遠退いてしまったじゃないか!



里苑さんになんて言われるかわからないよ!





まだ集合まで時間はある。よし、今から巻き返そう。





立ち上がってバスを出ようとした俺は誰かにぶつかった。





相手がよろめいて倒れそうになったので慌てて腕をつかむとそこには、





「み...未兎、ちゃん?なんでここに」




未「沙絃くんが、水族館から出ていくのがみえたから、どうしたのかなーって...思って」




「そっか。...ごめん、心配かけちゃって」




未「わ、私のお節介だから気にしないで!?」



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