王子様の声フェチっ! spin-off
やっぱりこの足はもう少し長くならないのかしら。
どうして右京の部屋はこんなにも遠いのかしら。
不思議だわ。気持ちって。
「入るわよ。」
ノックをして返事を待つ。
「いいよ。」
一歩踏み入れてもなにも変化はない。いつ、どこからかでてくるかわからない右京。なぜそんな風に思うのか。見えるのかは知らないのだけれど。
「やあ、加桜。」
「柑也は?」
「あれだよ。」
ベットでもぞもぞしている。
「寝てるみたいだけど。フられてからあの調子で......」
柑也のテンションはとても低く、簡単にはもとに戻りそうにない。
「策は?」
「とりあえず、家にいかせたけど。話すことはない、の一点張りで.....」
「そう。」
きっと。何かあったんだろう。この二人が別れるのは可笑しい。