浅葱色の唄
「ーーーーー…で、ここが君の部屋だよ。」




一通り沖田に案内してもらい



一息をついた




「うーん、女中の仕事は薫さんにでも頼もうか」




沖田が口にした“薫”という名が華の心を縛り上げた




(…薫、さんか。名前で呼ぶってことは仲良いんだろうな…)




余程浮かない顔をしていたのか


沖田が華の顔を覗く




「どうしたの、分からない所でもあった?
それとも…女中、したく無くなった?」




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