星の印〜陰陽師其の弍〜
「あれ?そういえば、おばあちゃんは?」
「夕食の準備をしに台所へ行ったよ」
麟がちょうど部屋の前を通っていた紫に聞くと、笑顔で答えてくれる。
麟は千恵子を手伝うため、二人に断ってから台所に向かった。
「おばあちゃん、ただいま。何か手伝うことはある?」
「麟、お帰りなさい。じゃあ庭に干してあるお魚取ってきてくれる?」
「うん。分かった!」
麟は玄関から庭に回り、干してあった魚を持つ。
敷地が広すぎて、庭に回るだけでも一苦労。
結構時間がかかる。