星の印〜陰陽師其の弍〜



「いたた…」


麟が、蔵から正座で痺れた足を引きずる様にして帰ると、夕食が用意されていた。

そこには、由来の姿が。

由来の両親は上条家当主の上条伊佐次と、その妻の上条飛鳥。

二人は地方の妖退治の為、由来は事実一人暮らし。

その為、毎日夕食は神楽家で食べているのだ。



「お疲れ様、皆揃ったし食べようか」

「頂きます」



麟はしっかり手を合わせてから、ご飯を食べた。


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