恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
げほげほっ!!
「だ、大丈夫?お茶お茶ほら飲んでっ」
手渡されたペットボトルを掴むとごくごくと一気に飲んだ。
「はあっ」
「大丈夫?」
「はいすみません。お茶少なくなっちゃったんで、
私の午後ティ飲んでください」
「うん。ありがとうね」
先輩は私から午後ティを受け取ると嬉しそうにキャップを開けた。
「あのね。セイがね手紙送ってきたの。
私のところにあなた宛てに」
「え?」
「たぶん渡してほしいんだと思う。
セイのことだから貴方のメルアドも住所ももちろん電話番号も聞いてないし教えなかったんでしょ」
「あ、はい」
「たぶんすごく後悔してるんだと思う。
アイツ馬鹿だから、自分の気持ちとかそう言うのに鈍感なの」
「はあ?」
「まあ、私も人のことは言えないんだけどね。
私ね、多分好きだったんだと思うセイのこと。」
「え、だって先輩には」
「うん。もちろん兼ちゃんのことは大好きなんだけど、
忙しいし、勉強の邪魔したくなかったからセイと過ごす事の方が多かったの。
いなくなってはじめて気がついたんだけど、
セイの好意知っててそれに甘えてたんだ
淋しいなって気持ちは、
好きだったんだろうなって改めて自分の中の気持ちを思い知らされた感じ。
好きな気持ちって、一つじゃないんだね」
「それって、さびしいからって、先輩のこと身代わりにしてたってことですよね?
ちょっとずるい」
「うん。ずるいよね。
だから絶対誰にも言わない。
あ、美空ちゃんには言っちゃったけど。内緒にしてね」
「……」
私は返事ができなかった。
だってそれって浮気ってことだもの。
天使が尾白さんのこと好きって気持ちを利用してたってことでしょ?
「だ、大丈夫?お茶お茶ほら飲んでっ」
手渡されたペットボトルを掴むとごくごくと一気に飲んだ。
「はあっ」
「大丈夫?」
「はいすみません。お茶少なくなっちゃったんで、
私の午後ティ飲んでください」
「うん。ありがとうね」
先輩は私から午後ティを受け取ると嬉しそうにキャップを開けた。
「あのね。セイがね手紙送ってきたの。
私のところにあなた宛てに」
「え?」
「たぶん渡してほしいんだと思う。
セイのことだから貴方のメルアドも住所ももちろん電話番号も聞いてないし教えなかったんでしょ」
「あ、はい」
「たぶんすごく後悔してるんだと思う。
アイツ馬鹿だから、自分の気持ちとかそう言うのに鈍感なの」
「はあ?」
「まあ、私も人のことは言えないんだけどね。
私ね、多分好きだったんだと思うセイのこと。」
「え、だって先輩には」
「うん。もちろん兼ちゃんのことは大好きなんだけど、
忙しいし、勉強の邪魔したくなかったからセイと過ごす事の方が多かったの。
いなくなってはじめて気がついたんだけど、
セイの好意知っててそれに甘えてたんだ
淋しいなって気持ちは、
好きだったんだろうなって改めて自分の中の気持ちを思い知らされた感じ。
好きな気持ちって、一つじゃないんだね」
「それって、さびしいからって、先輩のこと身代わりにしてたってことですよね?
ちょっとずるい」
「うん。ずるいよね。
だから絶対誰にも言わない。
あ、美空ちゃんには言っちゃったけど。内緒にしてね」
「……」
私は返事ができなかった。
だってそれって浮気ってことだもの。
天使が尾白さんのこと好きって気持ちを利用してたってことでしょ?