ときには手を
「透ちゃんも一緒に帰る?」
「あ、いえ、だいじょぶです…」
そんな滅相もない!
ていうかこれでもし
日高くんと沙織さんが付き合っていたとしたら
私悪いことしちゃったかな…?
まぁ沙織さんが、私と自分の彼氏が一緒にいたところで
気にするわけもないだろうけど
「そっか、じゃあお先に」
私にわざわざ手を振って歩き出す
ないすばでぃな背中と
それについて行くように歩き出した日高くんの背中を見る
あ…いつのまにかプリンちゃん(仮)もそ
の2人を追うように私の側を離れていた