ときには手を

黒板に書かれた席順のなかに自分の数字を探していると

1人のクラスメートが近寄って来た

「えー?まいも16番だったよぉ?」

…え?

ほらっとまいちゃんが見せてくれた紙には確かに16番と書かれている

「透ちゃーん、嘘は駄目だよはるかと近くになりたいからって」

「え、ちがっ「本当は何番なの?」

嘘じゃないもん、本当に16番だししかも16番だからってはるかちゃんと全然近くないし!

そう言いたいのに言葉にならない

どーしよう…

「あ…」

情けなくも目を潤ませていると

パッと私のクジとまいちゃんのクジが誰かに奪われた

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