Innocent Smile~ずっと一緒に~

「佐那子もすっかり…若者グループに混じらなくなったねー。」

「それ、私が年取ったってことですか?」

「何言ってんの! 佐那子は今でもすごい美人だよ?
まぁ、昔からああいうノリは、苦手だったか…」

「……どっちかっていうと。」


でも、若い頃は否応なく引っ張っていかれてたっけ。

最近は、それもなくなったな。
…疲れなくて済むからいいんだけどね。


「あ、沙織先輩、
お家のほう…大丈夫ですか?」

「うん。旦那には遅くなるって言ってあるから。」


沙織先輩は、去年結婚したんだ。

それまでは仕事帰りに、私としょっちゅう飲みに行ったりしてたのに。


結婚しちゃうとね……
さすがにそういうことも、めっきり減った。
沙織先輩は、ほとんど定時で帰るから。

家事も、しっかりこなさなきゃいけないみたいだし。

こうやって、私の飲み友達もまた一人減っていくんだ。


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