Innocent Smile~ずっと一緒に~
愛し終わっても、恭哉は私の胸の上でぐったりと頭をもたげている。
私はそれが可愛く思えて、そっとその頭を撫でた。
「ははは。それ、普通は逆だな。」
恭哉は笑ってそう言うと、私の隣に寝そべり、
腕枕をしながら私の頭を愛しそうに撫で始める。
時折、おでこにキスを落としながら。
視線を合わせると、悪戯っ子のように恭哉はニヤニヤとした笑みを浮かべていた。
「ねぇ………良かった?」
「!…バカッ…」
「はは。良かったんだ……佐那子照れてる。可愛いな。」
「からかわないで!」
「だからぁー、からかってないんだけどな。」
恭哉の温かい肌が気持ちよくて。
広い肩や胸板に安心して。
抱きしめられたまま、私は眠りについてしまった。