Innocent Smile~ずっと一緒に~
「私、恭哉くんは佐那子さんが好きなんだと思います。」
「…どうして?」
「恭哉くん、前にみんなに言ってたんですよ。
毎日、お昼は佐那子さんと食べるからって。」
「へ?」
「だから……私、恭哉くん好きでしたけど、辞めました。
相手が佐那子さんじゃ、勝ち目ありませんし!」
遥ちゃんは頬を赤く染めて、少し寂しそうに笑う。
もしかして、私とお昼を食べるために、恭哉は女の子たちを断ってたの?
「あれー? 噂してたら、恭哉くん来ましたよ?」
優子ちゃんがそう言った合図で視線をあげると、
恭哉がまっすぐにこちらに向かって歩いてきていた。
でも、いつものニコニコ笑顔が消えている。
「なんか今日、恭哉くん怖いね。」
優子ちゃんから遥ちゃんへ、そんな囁き声が漏れていた。