Innocent Smile~ずっと一緒に~

「今度、一緒にメシ作ろうか。」

「へ? 恭哉と一緒に?」

「うん。」

「恭哉、……料理するの?」

「一人暮らしだけど、ほとんどしないなぁ。」


そうだと思った。
ほとんどしないって、全くしない、の間違いじゃないだろうか?

きっと、買ったものばかり食べてそう。

どんな食生活なんだろうと想像すると、恐ろしくなってくる。


「だったら何で、一緒に作ろうなんて……」

「んー……弟の影響?」

「…弟さん? 京都の大学生の?」

「うん。なんかさぁ、アイツ…京都で彼女ができたらしいんだけど、
一緒にメシ作ったーとか、電話で言ってて。」

「へぇ。」

「電話の声だったけど、柄にもなく嬉しそうだったんだ。
高校生の頃なんて、女っ気無かったクセにさー。」

「そうなんだ。」

「だから、そういうのもいいなぁーって思って。
キスとかしながら、ラブラブで料理!」


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