Innocent Smile~ずっと一緒に~

よく聞いてみると、調子のいい言葉。
男が女をうまく誘うとき、言うようなセリフ。

少し前の私なら、こんなこと言う男は絶対信用しなかったのに。


でも、恭哉が言うなら……信じてあげる。

なんて、私もかなりイタイ女になったかな。


すーっとゆっくり立ち上がった私を、不安そうに見上げる恭哉。


「シャワー、浴びてくるから。」


私のその言葉で、照れながらもまたキラキラと輝くような笑顔になる。

でも、正直この笑顔をずっと見たいって思ってしまう。

この笑顔の……虜。



シャワーを浴びてバスルームから出ると、恭哉がリビングにいなかった。

寝室のドアが半開きになっていて、そっと覗いてみる。

ベッドサイドのライトだけが灯っていて、
薄暗がりの中、ベッドに腰掛ける恭哉が見えた。


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