Innocent Smile~ずっと一緒に~
「俺もさぁ、先月昼休みにバッタリ会ったときに、
初めて千夏がうちの社員だって知ったんだよ。」
「え?」
「俺、ほら……普通の入社の仕方じゃないだろ?
入社式とかも出てないから、知らなかった。」
「そう…なの。」
「大学出てから会ってなかったし、
昼メシ食ってるときに声かけられてビックリしたよ。
まぁ、向こうも入社してから、俺の親父が社長だって知ってビックリしてたみたいだけど。」
チラっと苦笑いを浮かべたものの、俯いたまま淡々と恭哉は話を続ける。
でも、ただ大学が同じで知り合いだっただけなら、どうして私に隠したりしたのか?
堂々と、大学時代の友人だと言ってくれたらよかったのに。
それとも、言いたくないことが何かあるの?
その、核心の部分に、ついに恭哉が触れる。