Innocent Smile~ずっと一緒に~
……それから丸一日考えた。
次の日になっても、恭哉にはまだあのことは話せていない。
「あ、佐那子さん!
もう定時過ぎてますよ? どこ行ってたんですか?」
ミーティングルームから戻る私の姿を確認するなり、恭哉が勢いよく言葉を浴びせる。
時計を見ると定時の18時を少し過ぎていた。
「ちょっと…ミーティングだったのよ。」
「…言ってってくださいよ。
みんな行き先知らなくて、困ってましたよ?」
「あ、あぁ……ごめんね。」
頑張って笑ってみせてるけど、うまく笑えてるんだろうか?
完全に自信がない。
「あ、恭哉くん、…この件なんだけどね、」
私はそう呟きながら、メモ用紙にボールペンでスラスラと文字を走らせた。