Innocent Smile~ずっと一緒に~

今日は最初からそうだけど、お母さんの言いたいことがさっぱりわからない。

なんでそんなに興奮してるのかも……

ただわかるのは、転勤に反対ってことだけ。


「どれくらい行くんだ?」


お父さんがお茶をすすりながらポツリと呟く。


「…2年だって……」


私がそう答えると、隣にいたお母さんの顔がどんどん赤みを増す。


「冗談じゃないわよ! 佐那子、何考えてるの!」

「…何って……」

「アンタ、2年も海外に行って帰ってきたら、
その時いくつになってると思ってるの?!」

「……32?…もしかしたら33かも。」


ヘラっと笑って冗談めかした私の態度が益々気に入らなかったのか、お母さんに真剣に睨みつけられた。


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