Innocent Smile~ずっと一緒に~
「転勤なんてしてる場合じゃないでしょ?!
っていうか、もうそんな会社辞めてさっさと結婚しちゃいなさいよ!」
「そ、そんな無茶苦茶な……」
「何が無茶苦茶なのよ!
この前アンタ、彼氏できたって言ってたじゃないの!」
彼氏が出来たことは、隠したくないから言っちゃったけど、
やっぱり早まったかなって、ちょっと後悔。
お母さん、うるさすぎだ……
「まぁ…母さんの言う“結婚”は極端だけど……
いいのか? その彼氏のことは。
……離れることになるんだろう?」
じっとお母さんのガミガミとした言葉をやり過ごしていたお父さんが、
少し心配した様子で口を挟む。
「……うん…仕方ないから。」
『仕方ない』という表現が一番しっくりくる。
それに、今日の段階で恭哉のことを詳しく話すつもりはなかったから、
今はこういう表現しかできない。
恭哉のことを今両親に話して、そのこと自体を反対されるほうが私にはキツい。