Innocent Smile~ずっと一緒に~

「なんでアンタはそんなに仕事が大事なの?!」

お母さんが、また噴火を始める。


「別に……仕事だけが大事ってわけじゃないよ。
確かに、前までは…私の中で仕事が一番だったけどね。
今はちゃんと彼氏のことだって……大事に思ってる。」

「だったら…お母さんの言うことも、少しは聞く耳持ってちょうだい!
どうして結婚しようと思ってくれないの?」


私はわざとらしく、はぁーっと盛大な溜め息を吐いて見せた。


大体、結婚というのは一人でするもんじゃない。

もし、お母さんの言うことに私一人が納得させられたとしても、
付き合っている相手の気持ちだってあるのに。


どうしてそんな簡単なこともわかってもらえないのかと思ったら、
すごく悲しい気持ちになってきた。


ただ、それを今言っても、
じゃあ、お互い遊びで付き合ってるのか?と突っ込まれそうだし。
……なんとも反論できない。


お母さん、ごめんね。

やっぱり私、どうしても恭哉を守りたいの。

私が北京に行けば、恭哉は本社にいられるから……


それが、私の恭哉に対する“本気”の証。


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