Innocent Smile~ずっと一緒に~

「一緒に…来てほしいところがある。」

「……何? 今日は、例の転勤の話じゃないの?」

「…そうだよ?」


それだけ言うと、また前を向いて歩き始める恭哉に、
私はどう接したらいいのかわからない。


「北京ってさぁ、意外と近いんだよ?
飛行機で、3時間くらいあれば着いちゃうの。
……知ってた?」

「……………」

「わ、私…全然そういうの知らなくって。
北京が今、暑いのか涼しいのかとか……
時差がどれくらいなんだとかもわからないから、
昨日の夜、ネットでいろいろ調べちゃった。」

「……佐那子…」


私の名前は呼ぶけど、恭哉はそのあと何も言葉を続けない。


『そんな近いんだったら、すぐ飛んで行けるな!』
とか、言ってくれるかな?って期待したのに……


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