Innocent Smile~ずっと一緒に~
「私って、英語もまともに喋れないのに、
北京語を勉強しなくちゃいけなくなっちゃったよ。
あっ! 恭哉、前にギョーザ食べたいって言ってたよね?
北京に食べにおいでよ! きっと本場だから美味しいよ。
それに、この前言ってた旅行も兼ねれるよ?
一緒に北京観光しようか。」
暗い雰囲気がとにかく嫌で、
私は自分でも驚くくらい、明るい調子でペラペラと言葉が口をついて出てきた。
でも、顔は引きつり気味だったと思うけど。
若干、半歩ほど前にずれて歩いていた恭哉の足がまた止まった。
「佐那子……俺は認めないから。」
恭哉がこう言うのは…予想がついていたけど。
……こんなにハッキリと言うとは。
それに、いつもの恭哉がどこにもいない。
少しの笑みもない真剣な瞳で、じっと射抜かれる。