Innocent Smile~ずっと一緒に~
「並木さん、ごめんなさいね。恭哉が引っ張り回しちゃって。」
「…いえ……」
少し困ったような表情で、お母さまが微笑んでくれる。
よかった……
わかっていても、やっぱりここでムスっとされたら辛いから。
遅れて社長もリビングに入ってきて、ソファーに腰掛けた。
緊張がピークで、なんだか心臓が痛い。
「ちょうど夕飯時だな。寿司でも取ろう。」
落ち着いた様子でお母さまに電話するように言う社長を見て、
恭哉の眉根がしだいに寄っていく。
「別に、晩飯食いに来たわけじゃねぇーよ。」
「嫌なら、お前は食べなくていいさ。」
やっぱり社長のほうが一枚上手だ。
年齢を重ねてる分、余裕も貫禄もある。