Innocent Smile~ずっと一緒に~
「だって……恭哉は社会人になってから、雰囲気が変わったわよね?
男友達とも遊びまわることもしないし……
ましてや女の子は、並木さんだけだしね。
随分真面目になったと、私は思うけど……?」
「確かに……それは認めてやろう。」
「でしょう?
それって……並木さんのおかげじゃないかしら?」
私のおかげだなんて……そんな大袈裟な。
別に私、恭哉に対して何もしてないし。
「そうだよ。少なからず、佐那子が影響してる。」
お母さまの言葉に、恭哉が頷きながら反応した。
「佐那子は本当に真面目な人間なんだ。
会社でだって、後輩から部長の仕事までフォローして…。
いつも残業だし、すげぇー忙しそうで。
なのにいつも『大丈夫』って、頑張ってるし。
プライベートでもワガママのひとつも言わない。
そんな人の傍にいて、チャラチャラしたいなんて思わねぇーよ。
佐那子の力に、少しでもなりたいって思う。」